ビル空調の自動制御入門#11:コントローラ先生がやさしく解説
こんにちは!ぼくはコントローラ先生。今日はビルの空調について、やさしく解説していくよ。 コイルは、空調機(AHU)の中に入っている。フィン(薄い金属の羽)付きの管のかたまりです。 管の中 → 水(冷水・温水)が流れる 外側 → 空気が通り抜ける このとき、空気と水は混ざりません。混ざらないけれど、熱だけが移動するんです。 冷房時:空気の熱が水に奪われる 冷房のとき、コイルの中には 約7℃の冷水 が流れています。 空気がコイルを通ると👇 空気は暖かい 水は冷たい 温度差がある 熱は『高い → ...
ビル空調の自動制御入門#10:コントローラ先生がやさしく解説
こんにちは!ぼくはコントローラ先生。今日はビルの空調について、やさしく解説していくよ。 空気は軽いので、熱をたくさん運ぶのが苦手です。一方、水は重くて熱をたっぷり運べます。 だから空調では👇 空気 → 人が感じるためのもの 水 → 熱を運ぶためのもの この役割分担で動いています。 空調機(AHU)で空気を冷やしたり暖めたりするとき、実際に熱を運んでいるのは 水 なんです。 ■ 冷水(冷房用) 冷凍機で約7℃に冷やされる → 空調機へ送られる → 空気を冷やす → 約12℃になって戻る ■ ...
(仮説)建設現場の地下・屋上の圏外をなくす方法|仮設Wi‑Fiを巨大メッシュ化して竣工後も使う新提案
建設中に作った『仮設Wi‑Fi』は、やり方次第で竣工後もそのまま『ビル全体のWi‑Fi』として使える。無駄ゼロな新提案。 この記事は、弱電構造・LAN距離・PoE給電・Outdoorモデルの仕様から逆算して組み立てた 「こうすれば本当にできそうだ」という仮説ベースの構成案 です。 TP-Linkは公式に 「Decoは有線バックホールなら台数無制限」 と明言しており、Outdoorモデルの存在もあって、 建設中の粉塵環境でも壊れず運用できる『現場向きWi‑Fi』が成立します。 現場DXが進んだ今、スマホ依存 ...
家庭の空気トラブルガイド|結露・カビ・部屋干し・換気・除湿の悩みを整理する
家庭の空気トラブルは複雑に見えますが、実は 「温度・湿度・空気の流れ・空気のきれいさ」 の4つでほぼ整理できます。 そして最も大事なことはこれです。 実際の空気トラブルは、複数の要因が同時に崩れることで発生します。湿度だけ、温度だけ、換気だけが原因ということはほとんどありません。 空気の違和感は『なんとなく』で感じている 朝起きると空気が重い 帰ってきたらムワッとする 洗濯物が乾かない 窓が曇る 部屋がジメッとしている こうした違和感は感覚的ですが、実際には 4つの軸のどれか(多くは複数)が崩れたサイン ...
第13章 空気線図もどきを読んでみよう
ここまで学んできた 温度 水分量 湿度 結露 外気 これらの話は、すべて 空気線図でひとつにまとめて表すことができます。 空気線図は難しそうに見えますが、 実際に「見る」ことはとてもシンプルです。 まずは、 空気を1つの点として置くところから始めましょう。 以下の Step ファイルを参照しながら進めると、 空気線図の理解がぐっと深まります。※動く空気線図を使った、温湿度変化を可視化したPDFです。 Step1 今の空気を探 ...
【第12章】 空気線図を現場でどう使うの?
空気線図は、ただの『図』ではありません。 現場で「結露するか?」「外気を入れていいか?」「冷房したらどうなるか?」を判断するときに使う、未来を先に読むための道具です。 この章では、空気線図を使って現場判断をどう整理すればよいかを、具体的に解説します。 空気線図は『判断の道具』 空気線図では、空気の状態を「点」で表します。この点がどこへ動くかを見ることで、未来の状態を予測できます。 今の空気はどこにある?(点で見る) 操作するとどの方向へ動く?(点の移動) その結果どうなる?(未来を予測) 現場でやっている ...
【第11章】空気線図って何のためにあるの?空気の状態と未来を見える化する道具
これまでの章で、私たちは 結露するかどうか 外気を入れてよいか 冷やすとどうなるか といった「空気の変化」を個別に考えてきました。 では、これらを まとめて一目で判断できる方法 はないのでしょうか。 その答えが『空気線図』です。 空気線図とは? 空気線図は、ざっくり言うと 横軸に温度、縦軸に水分量があり、その上に湿度の曲線が重なった「地図」 のような図です。 第10章で扱った 温度 水分量 湿度 これらの関係を ひとつの図の上で同時に扱える土台 になります。 さらに、空気が変化した結果を予測するためにも使 ...
【第10章】空調って何をしている?空気を整える4つの仕事
エアコンをつけると、部屋が涼しくなったり、ジメジメが減ったり、空気が流れたりします。 では、空調はいったい何をしているのでしょうか。 この章では、空調の正体と、空気に対して何をしているのかを整理していきます。 これまでの話を思い出す 空気の状態を見るときに大事なのは次の3つでした。 温度(暑い・寒い) 水分量(ジメジメ・カラカラ) 空気の流れ(ムラ・停滞) さらに、温度と水分量の条件がそろうと結露が起きます。 空調は、これらをコントロールする仕組みです。 空調の正体 ひとことで言えば、空調とは 空気の状態 ...
換気は「やれば良い」ものではありません|本質は『空気を入れ替えること』ではなく、室内環境を改善すること
換気は『やれば良い』ものではありません。 外気が良いときだけ、室内環境が改善します。 外気が悪い日に換気すると、 湿度が上がる 暑くなる 空気質が悪化する つまり、換気は「空気を入れ替える行為」ではなく、 外気と室内を比較して使う『環境調整』です。 換気しているのにジメジメする… 窓を開けたら逆に暑くなった… その原因は、あなたの家ではなく 外気条件が悪い日 に換気しているだけです。 換気の定義は正しい。でも目的が誤解されている 換気=空気を入れ替える行為 これは正しい。 ただし、 換気=室内環境が良くな ...
【第9章】結露はどうやって止める?
温度と水分量の『関係を崩す』のが基本 結露している場所を見つけると、まず考えるのは「どうすれば止められるのか」ということだと思います。 しかし、いきなり対策をすると 原因と合わず、効果が出ない ことがあります。 そのため、まずは「なぜ起きているのか」を確認することが大切です。 この章では、結露を止めるための基本の考え方と、現場での見方を整理します。 結露の条件を思い出す 第8章で学んだように、結露は 表面温度が露点温度を下回ったときに起きる という現象です。 つまり、結露を止めるには、この関係を崩せばよい ...




