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計装工事で使うワイヤーストリッパーの選び方|P-960・3000C・PP707A-200・11840 を徹底比較

 ワイヤーストリッパー選びでよくある悩みとして、 「芯線を傷つけてしまう」「細線がうまく剥けない」「作業スピードが落ちる」 といったトラブルがあります。

 特に計装工事では、細線・より線・多芯ケーブルを扱うことが多く、 “被覆だけを正確に剥く” ことが作業品質を大きく左右します。

 そのため、ワイヤーストリッパーは電線の被覆を傷つけずに剥がすための 必須工具 であり、 どのストリッパーを選ぶかで、作業効率と仕上がりが大きく変わります。

 この記事では、計装工事で実際に使用している P-960・3000C・PP707A-200・11840 を中心に、 用途に合った選び方や注意点をわかりやすく解説します。

🔍 ワイヤーストリッパーでよくある失敗と、その原因

■ 芯線を傷つけてしまう

 計装工事では細線・より線・多芯ケーブルを扱うため、刃のサイズが合わないストリッパーを使うと芯線を傷つけるリスクが高い です。

 → 解決:電線サイズに合った刃で“正確にストリップできる”モデルを選ぶことが必須

■ 作業スピードが落ちる

 手動タイプを使っていると、大量の結線で握力が限界になる・スピードが出ない という悩みが出がちです。

 → 解決:自動ストリッパーを使うと握力負担が激減し、作業効率が大幅に向上

■ ケーブルの種類に合わない

 単線・より線・細線・多芯ケーブルなど、計装工事は種類が多いので、対応していないストリッパーだと剥けない・潰れる・時間がかかる という問題が起きます。

 → 解決:幅広い線種に対応したモデルを選ぶことが重要

🧰 作業負担を軽減するためのポイント

  • 自動ストリッパーで握力の負担を軽減
  • 長時間作業でも疲れにくいグリップ形状を選ぶ
  • ローカル結線はコンパクト、盤結線は高耐久モデルが最適

計装工事は細かい結線が多く、適切なストリッパーを選ぶだけで作業スピードも疲労度も大きく変わります。

ここからは、現場で実際に使われている4モデルを厳選して紹介します。

👉 用途別に『どれを選べば失敗しないか』を分かりやすく解説します。

ホーザン P-960 ワイヤーストリッパー

おすすめポイント

  • 軽量&シンプル設計:持ちやすく、扱いやすいので長時間作業にも適している
  • ワンタッチストッパー機構:片手で操作可能なロック機能により、刃を閉じた状態で安全に保持できる
  • 多用途な先端形状:電線の曲げや引っ張りにも使える形状で、作業の幅が広がる

 ホーザン「P-960 ワイヤーストリッパー」は、シンプルで軽量な設計により、誰でも扱いやすい高機能ツールです。電気工事や配線作業において、正確かつ効率的に電線の皮むきや加工が行えるため、多くの技術者から支持されています。

特徴

  • 適応電線:単線(0.65/0.8/1.0/1.6/2.0mm)、より線(0.3/0.5/0.75/1.25/2.0mm²)
  • 軽量設計:全長163mm・重量約80gのコンパクトボディで、持ち運びや長時間作業にも最適
  • ストッパー機能:スプリングと連動するクリック感のあるロック機構により、作業中の誤動作を防止し、安全性を確保
  • 片手操作可能:ストッパーは片手で簡単に操作でき、刃を閉じた状態で保持できるため、工具箱への収納もスムーズ

詳しい製品情報はこちらで確認できます!

 ローカルの機器結線では、軽量なワイヤーストリッパーが十分に使いやすく、狭いスペースでも効率的に作業できます。しかし、盤結線のように1日で100本以上の電線を処理するような作業では、長時間の使用により手の疲れが蓄積しやすくなります。

 ベッセル 3000C ワイヤーストリッパー

おすすめポイント

  • ワンアクションでストリップ完了:電線を固定しながら、同時に皮むきできる構造で動作効率アップ
  • 握るだけの簡単操作:長時間作業でも手首への負担が少なく、スピーディな処理が可能
  • ストリップゲージ搭載:ストリップ長の調整が可能で、規定サイズの加工がスムーズ

 ベッセル「3000C ワイヤーストリッパー」は、グリップを握るだけのワンアクションで電線の皮むきができる、作業効率重視の高機能モデルです。電線を押さえる動作とストリップ動作が連動しており、不要な手順を省略できる構造になっています。

 1日に100本以上のストリッピング作業を行うような現場でも、握るだけの簡単操作により疲れにくく、安定した作業が可能です。さらにストリップゲージが付属していることで、電線の被覆長を正確に調整でき、施工品質も向上します。

特徴

  • スムーズなストリップ操作:1回握るだけで被覆を素早く除去でき、作業効率が向上
  • 幅広い電線に対応:より線 0.9 / 1.25 / 2.0 / 3.5 / 5.5sq に対応し、多様な現場に使える汎用性
  • ストリップゲージ搭載:ストリップ長の調整が可能で、規定通りの剥離が簡単・正確に行える
  • 軽量設計で持ち運びやすい:全長170mm・質量約350gとコンパクトながら安定感もあり、長時間作業でも使いやすい

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フジ矢 PP707A-200 オートマルチストリッパ

おすすめポイント

  • サイズ自動調整機構:複数の電線サイズに対応し、調整不要でスピーディに作業可能
  • 握るだけの簡単操作:力を入れずに片手でストリップでき、長時間作業でも手に優しい
  • ストリップゲージ搭載:剥離長の調整が簡単にでき、配線加工の精度が向上

 フジ矢「PP707A-200 オートマルチストリッパ」は、電線のサイズを気にせず使える高機能ストリッパーです。握るだけのワンアクションでストリップが完了するため、1日100本以上の作業にも対応可能な疲れにくい設計。さらに、ストリップゲージを備えていることで、被覆の剥離長を正確に調整でき、加工品質も安定します。

特徴

  • サイズ自動調整でストリップ可能:0.13~6mm²(AWG26~10)の電線に対応。さらに、微調整ノブを使えば0.05~8mm²(AWG30~8)まで幅広く対応可能。
  • マルチ機能搭載:ワイヤーカット・ストリップ・圧着の3機能を1台に集約し、工具の持ち替え不要で作業効率が大幅アップ。
  • 中間被覆のストリップ対応:途中部分の被覆だけを剥ぎたい場合でも、スムーズに対応できる柔軟性が特長。
  • 握るだけの簡単操作:ワイヤーサイズに関係なく、グリップを握るだけでストリップ可能。繰り返し作業でも疲れにくい。
  • 軽量設計で取り回ししやすい:全長200mm・重量約340gの扱いやすいサイズ。持ち運びや細かな作業にも適しています。

 詳しい製品情報はこちらで確認できます!

イチネンMTM ワイヤーストリッパー&カッター 11840

おすすめポイント

  • 電線のサイズを気にせず作業できる
  • 握るだけの操作でストリップできるため、1日100本以上の作業でも疲れにくい。
  • ストリップゲージ付きで、正確なストリッピングが可能。
  • シンプル、軽量で使いやすい

 イチネンMTM「ワイヤーストリッパー&カッター 11840」は、シンプルな操作性と軽快な使用感で、電気工事や配線作業に最適な一台です。電線のサイズを気にせず使用できるため、複数径の電線が混在する現場でも活躍します。

 グリップを握るだけでストリップ作業が完了するので、1日100本以上の作業にも対応可能。疲れにくく、正確な加工ができることから、プロユースにもおすすめです。

特徴

  • 幅広い電線径に対応:0.2~5.5mmの電線に対応しており、屋内配線や機器配線など多様な現場で活躍。
  • ワンアクションでストリップ可能:電線をセットしてグリップを握るだけで、スムーズに被覆を除去。余分な手間がなく、作業効率が向上。
  • シャープな切断機能付き:ストリップに加え、配線用電線の切断も可能。1台で複数工程をカバーできる便利な構造。
  • 軽量・コンパクト設計:全長170mm・質量約200gと持ち運びやすく、細かな作業にも最適。

フジ矢 オートマルチストリッパ PP707A-200イチネンMTM ワイヤーストリッパー&カッター 11840を比較してみました!

項目フジ矢 PP707A-200イチネンMTM 11840
対応電線サイズ0.13~6mm²(AWG26~10)※微調整ノブ使用時 0.05~8mm²(AWG30~8)0.2~5.5mm
機能ワイヤーカット・ストリップ・簡易圧着ワイヤーカット・ストリップ
ストリップ方式自動調整機能付き手動調整
全長200mm170mm
重量340g200g
特徴ワイヤーサイズを気にせずストリップ可能、中間被覆のストリップも対応軽量で持ち運びやすく、シンプルな操作性
使用感重い、力の弱い人は握り疲れるかも軽量、簡素なつくりで使いやすい

フジ矢 PP707A-200

ケーブル:CVV

 最大まで「-」方向に調整しても、剥くことができました。

イチネンMTM 11840

ケーブル:CVV

 最大まで「-」方向に調整した場合、時々うまく剥けないことがありました。

フジ矢 PP707A-200

ケーブル:KPEV

 何度か調整を試みながら挑戦しましたが、スムーズに剥ける場合もあれば、うまく剥けないこともありました。

イチネンMTM 11840

ケーブル:KPEV

 何度か調整を試みながら挑戦しましたが、9割以上はスムーズに剥けるものの、電線を抑える部分の強さが気になります。

フジ矢 PP707A-200

 何度か調整を試みながら挑戦しましたが、スムーズに剥ける場合もあれば、うまく剥けないこともありました。

イチネンMTM 11840

 何度か調整を試みながら挑戦しましたが、スムーズに剥ける場合もあれば、うまく剥けないこともありました。

どちらを選ぶべき?

  • 大量の電線処理をする場合フジ矢 PP707A-200(自動調整機能付きで作業負担軽減)
  • 軽量でシンプルな工具を求める場合イチネンMTM 11840コンパクトで持ち運びやすい現場の移動が多い人はおすすめ!
  • LANケーブルは、LAN専用のケーブルストリッパーがおすすめです。

 筆者の選定ポイントとおすすめ

 筆者は盤内の結線作業を行う際、当初は「ベッセル 3000C ワイヤーストリッパー」を使用していました。
 高い精度とストリップゲージによる確実な仕上がりは魅力的ですが、使用するたびにストリップサイズを選択する必要があり、連続作業ではその手間が作業効率を下げる要因になっていました。

 そのため、作業スタイルに合うよりスムーズな選択肢として、「フジ矢 PP707A-200」「イチネンMTM 11840」の2機種を使い分けるスタイルに移行。どちらもサイズ調整不要の自動調整型で、ストレスなく作業をこなせるのがポイントです。

 最終的には、価格・軽さ・使いやすさのバランスに優れた「イチネンMTM 11840」をメインで使用しています。
溝選びのわずらわしさから解放され、手に馴染む操作感もあり、初めての方にもおすすめできる1本です。

ワイヤーストリップが終わったら、
次は 端子を確実に圧着する工程 に進みます。

計装工事では、細線やより線を扱うことが多いため、
芯線を傷つけず、確実に圧着できる工具選びが非常に重要 です。

👉 現場で使いやすい圧着ペンチのおすすめはこちら

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