ワイヤーストリッパーは、電線の被覆を剥がすための必須工具であり、電気工事やDIY作業で活躍します。芯線を傷つけることなく、スムーズに被覆を除去できるため、確実な接続を実現できます。
ワイヤーストリッパーの特徴
- 正確なストリップ:電線のサイズに合わせた刃で、芯線を傷つけずに被覆を剥がせる。
- 作業効率の向上:手動タイプや自動タイプがあり、用途に応じて選択可能。
- 幅広い対応:単線・より線のさまざまなサイズに対応し、電気工事やネットワーク配線に最適。
ワイヤーストリッパーの選び方、作業負担を軽減しよう!
作業負担を軽減するポイント
✔ 自動ワイヤーストリッパーを活用:1回の動作で被覆を剥がせるため、握力の負担が減少。
✔ グリップの形状を確認:人間工学に基づいたグリップなら、長時間の使用でも疲れにくい。
✔ 作業環境に合ったモデルを選択:ローカル結線ではコンパクトモデル、盤結線では高耐久モデルが適している。
長時間の作業が多い方は、適切な工具を選ぶことで作業効率を向上させるだけでなく、手への負担を軽減できます!ぜひ、自分の作業スタイルに合わせたワイヤーストリッパーを選んでみてください。
ホーザン P-960 ワイヤーストリッパー
電気工事や電子工作に最適な細身で軽量なストリッピング工具です。単線・より線の幅広いサイズに対応し、スムーズな作業を実現します。
特徴
- 適応電線:単線(0.65/0.8/1.0/1.6/2.0mm)、より線(0.3/0.5/0.75/1.25/2.0mm²)
- 軽量設計:全長163mm、重量80gで持ち運びやすい
- ストッパー機能:スプリングと連動したクリック感のあるストッパーで、作業中の誤動作を防止
- 片手操作可能:ストッパーを片手で簡単にロックでき、刃が閉じた状態を保持
詳しい製品情報はこちらで確認できます!
ローカルの機器結線では、軽量なワイヤーストリッパーが十分に使いやすく、狭いスペースでも効率的に作業できます。しかし、盤結線のように1日で100本以上の電線を処理するような作業では、長時間の使用により手の疲れが蓄積しやすくなります。
ベッセル 3000C ワイヤーストリッパー
より線専用の高精度なストリッピング工具です。電気工事や電子機器の配線作業に最適で、ワンタッチで被覆を剥がすことができます。
特徴
- スムーズなストリップ:1回の操作で素早く被覆を除去。
- 幅広い対応:0.9/1.25/2.0/3.5/5.5sqのより線に対応。
- ストリップゲージ付き:正確な長さで剥離可能。
- 軽量設計:全長170mm、質量350gで持ち運びやすい。
詳しい製品情報はこちらで確認できます!
フジ矢 PP707A-200 オートマルチストリッパ
電気工事などの配線作業に最適な多機能ワイヤーストリッパーです。
特徴
- ワイヤーサイズを気にせずストリップ可能:0.13~6mm²(AWG26~10)の電線に対応し、微調整ノブを使用すれば0.05~8mm²(AWG30~8)まで対応可能。
- ワイヤーカット・ストリップ・圧着が1台で可能:作業の効率を大幅に向上。
- 中間被覆のストリップも可能:途中の被覆剥ぎにも対応し、柔軟な作業が可能。
- 握るだけで簡単にストリップ:ワイヤーの太さを気にせず、スムーズな作業が可能。
- 軽量設計:全長200mm、重量340gで持ち運びやすい。
詳しい製品情報はこちらで確認できます!
イチネンMTM ワイヤーストリッパー&カッター 11840
イチネンMTM ワイヤーストリッパー&カッター 11840は、電気工事や自動車整備などの配線作業に最適な多機能工具です。単線・複合線をワンアクションでストリップできるため、作業効率を大幅に向上させます。
特徴
- 幅広い対応:適用電線径 0.2~5.5mm に対応し、さまざまな配線作業で活躍。
- ワンアクションでストリップ:電線をセットして握るだけで、スムーズに被覆を剥がせる。
- シャープな切断:配線用電線の切断も可能で、ストリップとカットを1台で実現。
- 軽量設計:全長 170mm、質量 200g で持ち運びやすい。
フジ矢 オートマルチストリッパ PP707A-200とイチネンMTM ワイヤーストリッパー&カッター 11840を比較してみました!
項目 | フジ矢 PP707A-200 | イチネンMTM 11840 |
---|---|---|
対応電線サイズ | 0.13~6mm²(AWG26~10)※微調整ノブ使用時 0.05~8mm²(AWG30~8) | 0.2~5.5mm |
機能 | ワイヤーカット・ストリップ・簡易圧着 | ワイヤーカット・ストリップ |
ストリップ方式 | 自動調整機能付き | 手動調整 |
全長 | 200mm | 170mm |
重量 | 340g | 200g |
特徴 | ワイヤーサイズを気にせずストリップ可能、中間被覆のストリップも対応 | 軽量で持ち運びやすく、シンプルな操作性 |
使用感 | 重い、力の弱い人は握り疲れるかも | 軽量、簡素なつくりで使いやすい |
フジ矢 PP707A-200

ケーブル:CVV
最大まで「-」方向に調整しても、剥くことができました。
イチネンMTM 11840

ケーブル:CVV
最大まで「-」方向に調整した場合、時々うまく剥けないことがありました。
フジ矢 PP707A-200

ケーブル:KPEV
何度か調整を試みながら挑戦しましたが、スムーズに剥ける場合もあれば、うまく剥けないこともありました。
イチネンMTM 11840

ケーブル:KPEV
何度か調整を試みながら挑戦しましたが、9割以上はスムーズに剥けるものの、電線を抑える部分の強さが気になります。
フジ矢 PP707A-200

何度か調整を試みながら挑戦しましたが、スムーズに剥ける場合もあれば、うまく剥けないこともありました。
イチネンMTM 11840

何度か調整を試みながら挑戦しましたが、スムーズに剥ける場合もあれば、うまく剥けないこともありました。
どちらを選ぶべき?
- 大量の電線処理をする場合 → フジ矢 PP707A-200(自動調整機能付きで作業負担軽減)
- 軽量でシンプルな工具を求める場合 → イチネンMTM 11840(コンパクトで持ち運びやすい)現場の移動が多い人はおすすめ!
- LANケーブルは、LAN専用のケーブルストリッパーがおすすめです。
P!roshは結果として、使用するケーブルの種類に応じて適切に調整する必要があるため、2つのストリッパーを使い分けています。CVV系の被覆が硬い場合は「フジ矢 PP707A-200」、KPEV系の被覆が柔らかめの場合は「イチネンMTM 11840」と、それぞれの特性を活かして作業しています。
どちらが最適か、用途に応じて選んでみてくださいね。