ケーブルラックや電線管の施工が完了したら、次の工程は 配線・入線工事 に入ります。
ここからは、実際にケーブルを通し、機器同士をつないでいく『仕上げの工程』です。
配線作業は、後のトラブルを防ぐためにも、正確さ・丁寧さ・適切な工具選び が欠かせません。
しかし現場では、
- 「どの通線工具を使えば作業が早くなる?」
- 「狭い電線管でも通しやすいアイテムは?」
- 「初心者でも扱いやすい工具はどれ?」
といった悩みを持つ方が多いのも事実です。
そこでこの記事では、配線・入線工事で『本当に役立つ工具』を厳選して紹介 します。
など、現場で必ず使うアイテムを用途別に分かりやすく解説 していきます。
配線・入線工事で必須の工具リスト+おすすめモデル
通線ワイヤー(通線工具)
どんな場面で使う?
- 電線管(PF/CD管)や金属管内にケーブルを通す際の必須工具
- 曲がりが多いルートや長距離の通線で作業効率が大きく変わる
4mm と 5mm の使い分け
| ロッド径 | 得意な場面 | 特徴 |
|---|---|---|
| 4mm | 曲がりが多い・短〜中距離 | 柔らかく扱いやすい。 |
| 5mm | 長距離・太い管・押し込み力が必要 | 硬くて強い。 |
曲がりが多い一般的な配線ルートなら4mm、長距離や太い管を攻めるなら5mm。
現場の状況に合わせて使い分けることで、通線作業の効率が大きく変わります。
※電線管施工では、30mを超える区間には中継ボックスを設けることが規定されています。そのため、通線ワイヤーは30mタイプを選んでおけば、ほとんどの現場で十分対応できます。
ケーブルグリップ(アミソ)
どんな場面で使う?
- ケーブルを「しっかり掴んで」通線ワイヤーで引っ張るための必須工具
- ケーブル被覆を剥かずに使えるため、作業効率が大幅アップ
👉 太物ケーブルや長距離通線で特に有効
👉ケーブルを複数本まとめて通すこの状況でアミソは ケーブル束をまとめて掴める ので、通線ワイヤーとの接続が安定し、作業がスムーズになります。
ケーブルキャッチャー(通称:竿)
どんな場面でつかう?
天井内・壁内の『手が届かない場所』でケーブルを引っ掛けたい時
ケーブルキャッチャーは伸縮ロッドなので、高所・奥まった場所のケーブルを引っ張り出すのが最も得意。
ケーブルを『誘導』したい時
ケーブルラックを施工した後、ケーブルをそのルートに誘導して引っ掛ける用途でも活躍。
ケーブルだけでなく『工具や部材の回収』にも使える
先端がフック式なので、落とした工具・通線ワイヤーなども拾える。 天井裏の『拾い物』に最強。
ジョイント釣り名人
どんな場面で使う?
改修工事などで、LGS壁(軽量鉄骨)で石膏ボードが貼られた後の配線
LGS壁は一度ボードを貼ると、中が完全に見えない・手が入らない・ルートが読みにくいという三重苦になります。
天井内から壁の中へしならせて通す作業
電線釣り名人はロッドが細く、しなりが大きいので、天井裏から壁内へ落とし込む、下地やLGSを避けながら誘導するといった 『柔らかいルート取り』 が得意。
3mm と 4mm の使い分け
| ロッド径 | 得意な場面 | 特徴 |
|---|---|---|
| 3mm | 狭い・曲がり多い・軽いケーブル | しなやかで操作性が高い |
| 4mm | 遠距離・重いケーブル・直線的な誘導 | 剛性が高く押し込み力が強い |
FANAHOKO ポケットフィッシャー 伸縮式フック マグネット付き 使用サイズ:17.7〜75cm
どんな場面で使う?
「手が届かない場所の『拾う・引っ掛ける・誘導する』を全部こなすミニ通線棒」
あとちょっと、手が届かない場所の微調整に最適。
先端のマグネットが強力なので、金属部品の回収が簡単。
ソケット、ビス、ナット、六角レンチ隙間に落とした物の回収
工具ポーチやズボンのポケットに入れても邪魔にならず、『普段持ち』できるのが最大の魅力です。
小さくても、現場のストレスを確実に減らしてくれる一本。腰道具や工具セットにそっと忍ばせておくと、思わぬ場面で助けてくれます。
ケーブルを所定の位置まで通して伸ばしたら、
次は 必要な長さにきれいに切断する工程 に進みます。
切断面がきれいだと、後の皮むきや結線がスムーズになります。
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