こんにちは!ぼくはコントローラ先生。
今日はビルの空調について、やさしく解説していくよ。
ビル空調の基礎#7:さーもくんとばるぶちゃんの働き
コントローラ先生空調の世界には、温度を見張る 「さーもくん」 と、
水の流れを調整する 「ばるぶちゃん」 がいるんだ。
今回はこの二人に注目してみよう!
やあ!ぼくはさーもくん。
ぼくの役割は主に、室内の温度を計測して「暑い」「寒い」を判断すること。
それだけじゃなく、ダクトの中を流れる空気の温度や、
配管の中を流れる水の温度もチェックしているんだ。
だから、冷房や暖房をどう動かすかを決めるときに、
とても大事な役割をしているんだよ。
はじめまして、ばるぶちゃんです♪
わたしは空調の中で、配管を流れる冷たい水や温かい水の流れを調整する係なの。
開いたり閉じたりして流量をコントロールし、
コイルにちょうどいい量の水を流しているのよ。
なるほど!さーもくんとばるぶちゃんが協力することで、快適な空調が保たれているんだね。
ビル空調の世界では
ビルの室内では、快適な温度を保つために小さな仲間たちが働いています。
ぼくは室内の温度をいつも測っているんだ。
おや?ちょっと暑くなってきたぞ!コントローラ先生に報告しなくちゃ!
ありがとう、さーもくん。
設定値と比べてみると…なるほど、室内は少し暑いね。
それじゃあ、ばるぶちゃんに冷たい水を流すよう指令を出そう。
ばるぶちゃん、冷水バルブを少し開けてくれるかな?
了解!指示通りに冷水のバルブを開けますね。
これで冷たい水がコイルに流れて、室内の温度が下がっていくよ!
さーもくん、室内の温度は下がってきた?
うん、少しずつ下がってきているよ。
でも、思ったより温度が下がらないね。
室内に人が多いせいか、それとも太陽が傾いてきて日差しが差し込んでいるからかな。
さーもくん、冷水の温度はどうかな?
はい!冷水の温度を測ってみました。
いまはだいたい 7℃くらいで、しっかり冷えていますよ。
これなら室内を涼しくするのに十分だと思います!
これから、夕方に向けてさらに日差しが強くなりそうだから、
室内の温度はもっと上がるかもしれないね。
ばるぶちゃん、冷たい水を少し多めに流して、室内を快適に保ってくれるかな?
はい、先生!冷水バルブをもう少し開けますね。
これでコイルに流れる水が増えて、室内の温度も落ち着いてくるはずです。
さすが、ばるぶちゃん。頼もしい働きだね。
これで室内も快適に保てそうだ。
状況に合わせて素早く動いてくれるから、とても助かるよ。
こうして、さーもくんが温度を測り、コントローラ先生が判断し、ばるぶちゃんが動く。
三人のチームワークによって、ビルの室内環境はいつも快適に保たれ、安心して過ごせるよう守られているのです。
さーもくん設置場所の具体例
室内の壁面
- 床から 約1〜1.5mの高さに設置。
- 人が座っている位置に近く、室温を代表できる場所。
エアコンやFCU内部
- 機器内に温度センサー(サーミスタ)が組み込まれている。
- 吸い込む空気の温度を測定して、機器の運転に反映。
天井埋め込み型空調機のリモコン部
- 壁に設置されたリモコンに温度センサーが内蔵されている場合もある。
- 室内の代表温度を測る役割を果たす。
水配管や冷水コイル付近
- 冷水や温水の温度を測るサーモスタットが設置される。
- 空調制御に利用され、冷暖房の効率を高める。
空気が流れるダクト内
- AHU(空調機)やダクトに取り付けられ、送風される空気の温度をチェック。
- 「給気温度センサー」(部屋に供給する空気)や「還気温度センサー」(部屋から戻る空気)と呼ばれる。
- 室内の負荷に応じて冷水バルブやダンパーを制御する。
室内さーもくんとダクトさーもくんの掛け合い例
室内のさーもくん
「ぼくは室内の温度をいつもチェックしているんだ。
今日は人が多いせいか、ちょっと暑くなってきたよ!」
ダクトのさーもくん
「こっちも見てるよ〜。ダクトの中の空気はいつもどおりの温度で、元気に流れてるよ。」
コントローラ先生
「なるほど、室内とダクトの両方を見てくれてありがとう。
二人の情報を合わせれば、もっと正確に室内環境を判断できるね。
ばるぶちゃん、冷水を少し増やして室内を快適に保とう!」
ばるぶちゃん
「了解〜!冷水を増やして、送る空気を少し冷たくするよ。
室内が快適になるようにバルブを開けておくね。」
こうして 室内のさーもくん と ダクトのさーもくん が協力し、
コントローラ先生 と ばるぶちゃん が動くことで、
ビルの空調はいつも快適に保たれているのです。
ポイント
- 室内のさーもくん → 人が感じる温度を測る
- ダクトのさーもくん → 送風される空気の温度を測る
- 二人の情報を合わせることで、より正確な制御が可能になる
ばるぶちゃんの設置場所具体例
冷水・温水配管の途中
- 空調機(AHU)やファンコイルユニット(FCU)に冷水・温水を送る配管に取り付けられる。
- 開閉によって流量を調整し、機器が必要なだけの水を受け取れるようにする。
コイル付近
- 熱交換器(冷却コイル・加熱コイル)の付近に設置。
- 必要な量の水を流すことで、空気の温度を変える役割を果たす。
チラーやボイラーからの供給ライン
- 建物全体に冷水や温水を送るメイン配管に設置。
- 各ゾーンへの供給量を制御し、建物全体の快適さを支える。
まとめ
ばるぶちゃんは、冷たい水や温かい水が流れる配管の途中に住んでいて、流量を調整することで空調をコントロールしているのです。
普段は見えないけれど欠かせない存在
さーもくん
ぼくは壁のリモコンや温度計の中にいることもあるから、ときどき顔を出してみんなに見えることもあるんだ。
でも、機械の中やダクトの奥にいるときは、誰にも気づかれないんだよ。
それでも、どこにいても温度をちゃんと見張っているんだ!
ばるぶちゃん
わたしはいつも配管の途中にいるから、みんなからは見えないの。
でも安心してね、見えないからって手を抜いたりしないよ。
冷たい水や温かい水を流して、室内の空気を変える大事な仕事をしているんだから。
コントローラ先生
さーもくんは、ときどき姿を見せるけれど、見えないときもある。
ばるぶちゃんは、いつも見えない場所で働いている。
どちらも欠かせない仲間だから、みんなが快適に過ごせるんだ。
まとめ
普段は目にすることのない場所で働く仲間たち。
見えるときも見えないときも、彼らの頑張りが室内環境を支えているのです。
誰にも気づかれずにそっと働く、さーもくんやばるぶちゃん、そしてほかのみんな。
ぼくらの力が合わさって、室内はいつも快適に保たれている。
これは偶然ではなく、陰でがんばっているからこそ、みんなが安心して過ごせるんだよ。

