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Excel

代表的な関数での文字列連結方法

「Excelでセルとセルの文章をつなげたいけど、どうすればいいの?」
そんな疑問を持つ初心者の方へ向けて、この記事では &TEXTJOIN などの文字列連結関数をやさしく解説します。
たとえば、セルA1に名前、セルB1に日付が入っているとき

="こんにちは、" & A1 & "さん。次回の更新は " & TEXT(B1, "yyyy年m月d日") & " です。"

結果の表示例

たとえば…

  • A1セル → 太郎
  • B1セル → 2025/10/01

この場合、セルに表示されるのは

こんにちは、太郎さん。次回の更新は 2025年10月1日 です。

 このように、複数のセルを組み合わせて自然な文章を自動生成することができます。

 Excelで文字列を連結する方法は、基本の & 以外にも、関数を使ったスマートな連結方法がいくつかあります。ここでは、代表的な3つの関数を初心者目線でわかりやすく紹介します。

代表的な文字列連結関数

関数名特徴使用例結果(例)
&(アンパサンド)最も基本的な連結方法"こんにちは、" & A1 & "さん"こんにちは、太郎さん
CONCAT複数の文字列やセルをまとめて連結=CONCAT("次回は", A1, "です")次回は2025年10月1日です
TEXTJOIN区切り文字を指定して連結できる=TEXTJOIN("、", TRUE, A1, B1, C1)東京、大阪、名古屋

それぞれの違いと使い分け

&:手軽に使える基本技

="こんにちは、" & A1 & "さん"

👉 A1に「太郎」と入っていれば → こんにちは、太郎さん

初心者でもすぐ使える、手軽な連結テクニックです!

  • 初心者でもすぐ使える
  • 文章の中にセルの値を埋め込むときに便利

 Excelで使う " " & の組み合わせは、文字列をつなげる(連結する)ための基本テクニックです。

"" & A1 の意味

="" & A1

この書き方は、A1の値を文字列として扱うための方法です。

  • A1の値を「文字列として扱う」ための書き方
  • 数値や日付でも、強制的に文字列に変換される
  • 見た目は変わらなくても、セルの中身は『文字列』になる

'(シングルクォーテーション)を付ける の意味

Excelでセルの先頭に ' を付けると、その値は文字列として扱われます

  • 例:'123 → 数値ではなく「文字列の123」として認識される
  • 入力時に ' は表示されないが、中身は文字列
  • 手入力で「数値を誤認させたくないとき」に便利

共通点と違い

比較項目="" & A1'123(手入力)
目的数値や日付を文字列に変換入力値を文字列として扱う
方法関数で変換手入力で変換
表示見た目は同じ' は表示されない
中身文字列として扱われる文字列として扱われる
応用性他の関数と連携しやすい単体で使うことが多い

こんな場面で使い分け!

シーンおすすめ方法
Excel関数で文章を作る="" & A1TEXT(A1, "形式")
手入力で数値を文字列にしたい'123 と入力
WordPressの表で「数値を文字列として表示」TEXT関数 で制御する方が安全!

ポイント

Excelでは、『0123』とセルに入力しても『123』となります。
先頭の「0」は数値として入力すると自動的に消されてしまう仕様なんです。ですが、ちゃんと残す方法はいくつかあります

  • セルに '0123 のように シングルクォーテーション ' を先頭に付けて入力します。
  • セルの表示形式を「文字列」に変更 
    → 「セルの書式設定」→ 表示形式タブ → 「文字列」を選択 → OK
  • TEXT関数で自動変換(関数で制御)
    → =TEXT(A1, "00000") → A1が 123 の場合 → 00123 のように表示

TEXT関数についての記事はこちら

よくある使い方と意味

セルの値を文字列として扱う

="" & A1

→ A1が 123 の場合 → 結果は "123"(文字列として扱われる)

👉 これにより、他の文字列と安全につなげられるようになります。

文章の中にセルの値を埋め込む

="あなたの得点は " & A1 & " 点です"

→ A1が 85 の場合 → あなたの得点は 85 点です

👉 「安心感のある案内文」や「自動メッセージ生成」に活用できます!

TEXT関数と組み合わせて日付を整える

="提出期限は " & TEXT(A1, "yyyy年m月d日") & " です"

→ A1が 2025/10/1 の場合 → 提出期限は 2025年10月1日 です

👉テンプレートで「日付入りの案内文」を自動生成!

応用ポイント

  • &複数の文字列やセルをつなげるときに何度でも使える
  • "" を使うことで 空白や固定文字列を挿入できる
  • 数値や日付を 文字列として扱うときの安全な書き方になる

「文字列の連結」や「文章の自動生成」は、Excel関数を組み合わせることで柔軟に実現できます。"" & を使う方法以外にも、関数ベースでスマートに処理する方法があります👇

代表的な関数での文字列連結方法

Excel関数の CONCAT(コンカット) は、複数の文字列やセルをまとめて連結する関数です。& の進化版とも言える存在ですね👇

CONCAT関数とは?

CONCAT(text1, [text2], …)
複数の文字列やセルをつなげて、1つの文字列にする関数です。

基本の使い方

=CONCAT("こんにちは、", A1, "さん")

→ A1が「太郎」なら → こんにちは、太郎さん

👉 & を使うよりも、スッキリ書けて読みやすいのが特徴!

応用例:日付と名前を組み合わせる

=CONCAT("次回の更新は ", TEXT(B1, "yyyy年m月d日"), " です。")

→ B1が 2025/10/01 なら → 次回の更新は 2025年10月1日 です。

CONCATと&の違い

比較項目&CONCAT
書き方"A" & B1 & "C"CONCAT("A", B1, "C")
読みやすさやや複雑スッキリ
セル範囲指定不可一部可能(例:A1:C1
空白セルの扱いそのまま連結そのまま連結(無視しない)

TEXTJOIN関数とは?

TEXTJOIN(区切り文字, 空白セルを無視するか, 文字列1, 文字列2, …)
複数の文字列やセルを、指定した区切り文字でつなげる関数です。

基本の使い方

=TEXTJOIN("・", TRUE, A1, B1, C1)
  • A1:東京、B1:大阪、C1:名古屋 → 東京・大阪・名古屋
  • "・":区切り文字(カンマやスペースもOK)
  • TRUE:空白セルを無視(空欄があっても飛ばして連結)

👉 「タグ一覧」「複数選択肢の表示」などに最適!

CONCATとTEXTJOINの違い

比較項目CONCATTEXTJOIN
区切り文字の指定❌ できない✅ できる(例:カンマ、改行)
空白セルの無視❌ 無視できない✅ TRUEで無視可能
セル範囲の指定✅ 可能(例:A1:C1)✅ 可能(同じ)
読みやすさシンプル柔軟で高機能
用途基本的な連結リスト・タグ・文章生成に強い

活用アイデア

シーンおすすめ関数
名前+日付で挨拶文CONCAT("こんにちは、", A1, "さん。更新は", TEXT(B1, "yyyy年m月d日"), "です")
タグ一覧や複数選択肢の表示TEXTJOIN("・", TRUE, A1:C1)
テンプレートで「空白を飛ばしてスマート連結」TEXTJOIN(" ", TRUE, A1, B1, C1)

結局どれを使えばいい?早見表

 結論から言うと、目的によって使い分けるのがベストです。
それぞれの特徴をUX設計目線で整理すると、こうなります👇

目的・シーンおすすめ関数理由
シンプルに2〜3個の文字列をつなげたい&初心者でもすぐ使えて、直感的
複数のセルや文字列をまとめて連結したいCONCAT& よりスッキリ書ける。範囲指定も可能
区切り文字を入れてリスト化したいTEXTJOINカンマ・改行・スペースなどを指定できる
空白セルを無視してスマートに連結したいTEXTJOINTRUEで空欄を飛ばせる。UX的に見やすい
他の関数と組み合わせて文章を作りたい& + TEXT柔軟性が高く、細かい制御がしやすい

おすすめ使い分け

  • ブログの挨拶文やCTA生成& + TEXT(例:名前+日付)
  • タグ一覧や複数選択肢の表示TEXTJOIN("・", TRUE, A1:C1)
  • テンプレートで複数項目をまとめたいCONCAT(A1, B1, C1) でスッキリ

まとめ

  • 柔らかく伝える文章& が最適(物語化・キャラ演出にも◎)
  • 構造的に並べたいリストTEXTJOIN が最強(区切り・空白無視)
  • テンプレート設計で汎用性重視CONCAT で見た目も整う

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