ここでは 『記録できる温湿度計』 と 『記録のメリット』 を、初心者にも分かりやすく整理してみました。
一般的な温湿度計より少し上位のモデルで、次のようなタイプがあります。
温湿度の記録が役立つ理由は、結露の仕組みを知るとさらに納得できます。
「冬の結露はなぜ起きる?」の記事で、湿度と温度の関係をわかりやすく解説しています。
👉記事:冬の結露はなぜ起きる?
データ記録(ログ)機能つき温湿度計
- 本体に過去の温度・湿度を保存
- 24時間の最高/最低を自動記録
- グラフ表示できるモデルもある
スマホ連動(Bluetooth / Wi-Fi)タイプ
- スマホアプリで湿度の変化をグラフ化
- 部屋ごとの湿度を一覧で管理
- アラート通知(湿度が上がりすぎたら通知)
- 過去のデータを長期間保存
データロガー(計測器寄り)
- 工場や研究室で使うような本格派
- 長期間の湿度変化を正確に記録
- 家庭用でも使えるが、やや専門的
📊 記録できるメリットとは?
「記録できる」ことは、結露対策において実はとても強力です。
理由をやさしく整理すると、こうなります。
結露の「原因の時間帯」が分かる
結露は いつ湿度が上がったか が分かると、対策が一気に明確になります。
例:
- 朝だけ湿度が急上昇 → 夜間の加湿器が原因
- 寝室だけ湿度が高い → 呼気が原因
- 入浴後に湿度が跳ね上がる → 換気不足
記録があると、原因が「見える化」されます。
加湿器の設定が正しくできる
湿度が60%を超える時間帯が分かるので、
- 加湿しすぎ
- 加湿が足りない
- タイマーの設定が合っていない
といったズレを修正できます。
「感覚で加湿する」から「データで加湿する」 に変わるので、失敗が激減します。
寝室の湿度変化が分かる(結露の最大ポイント)
寝室は呼気で湿度が上がるため、夜〜朝の湿度変化を記録できると非常に有効 です。
- 何時ごろ湿度が上がるのか
- どれくらい上がるのか
- 換気や加湿器の設定でどう変わるか
これが分かると、寝室の結露はほぼコントロールできます。
断熱シートやサーキュレーターの「効果測定」ができる
対策の効果が数字で分かるので、
- 断熱シートを貼ったら湿度の上がり方が変わった
- サーキュレーターで湿度が均一になった
- 換気のタイミングで湿度が下がった
といった 改善の実感 が得られます。
カビ対策にも直結する
湿度が高い時間帯が分かると、
- クローゼット
- 北側の部屋
- 窓際
- 寝室
など、カビが発生しやすい場所の管理がしやすくなります。
記録できる温湿度計は「結露対策の上級ステップ」
普通の温湿度計は『いまの湿度が分かる』 もの。
記録できる温湿度計は『結露の原因が分かる』もの。
この違いはとても大きいです。
湿度は目に見えないため、「いま湿度が高いのか、低いのか」「結露しやすい状態なのか」を感覚で判断するのはとても難しいです。
そこで役立つのが 温湿度計 です。
特に、数字が大きくて見やすい・置き型+壁掛け両対応・必要最低限の機能だけ のシンプルなモデルは、初めての湿度管理にぴったり。
まずは1台置くだけで、結露・乾燥・カビのリスクが一気に「見える化」されます。
タイプ別の比較表
| タイプ | 特徴 | メリット | 向いている人 |
|---|---|---|---|
| 基本の温湿度計 | 温度・湿度を表示 | いまの状態が分かる | 初めて湿度管理する人 |
| 記録(ログ)機能つき | 最高/最低を自動記録 | 結露の原因時間帯が分かる | 朝だけ結露する人・加湿器調整したい人 |
| スマホ連動タイプ | グラフ化・通知・複数台管理 | 部屋ごとの湿度を一括管理 | 寝室・リビング・窓際など複数箇所を見たい人 |
| データロガー(本格派) | 長期間の詳細記録 | 精密な湿度管理 | カビ対策を徹底したい人 |
記録できるおすすめモデル
SwitchBot 温湿度計プラス
特徴
- 高精度スイス製センサー搭載
温度・湿度を4秒ごとに更新してくれるから、変化に敏感。 - スマホでログ確認(最大36日)
アプリで温湿度の推移をグラフで見られる。
ハブと連携すれば 2年分のデータ保存 や CSVエクスポート も可能。 - アラート通知
設定した温度・湿度を超えるとスマホに通知(ハブ使用時)。 - スマートホーム連携
Alexa / Google Home / Siri / IFTTT に対応。
例:温度が28℃超えたらエアコンONなどの自動化ができる。 - 設置が自由
置く・壁掛け・マグネット・スタンドの4WAY。
タニタ 温湿度計 TT-580 (グラフ表示つきデジタル温湿度計)
特徴
- 24時間の温湿度変化をグラフで表示
→ 夜間や不在時の変化がひと目でわかる - 過去7日分のメモリー機能
→ 1週間の変化をざっくり把握できる - 快適範囲を自分で設定可能
→ 理想の湿度・温度との差がすぐわかる - 大きく見やすい液晶表示
→ 遠くからでも読みやすいとレビュー評価が高い - 時刻・カレンダー表示つき
→ 時計としても使える
Elitech LogEt5|温湿度が測れるモデルは2種類あります
LogEt 5 TH(内部センサー:温度+湿度)
- 内部センサーで温度+湿度を同時に測定
- 温度:-30〜70℃
- 湿度:0〜100%RH
- 精度:温度 ±0.3〜0.5℃
- ログ容量:32,000ポイント
- USBに挿すだけで PDF/CSV自動生成
- 家庭用でも扱いやすい
👉 湿度ログを取りたい家庭用なら 使いやすいモデル。
LogEt 5 THE(外部プローブ:温度+湿度)
- 外部プローブで温湿度を測定
- 温度:-40〜85℃
- 湿度:0〜100%RH
- ログ容量:32,000ポイント
- プローブを離れた場所に設置できる
- 冷蔵庫・倉庫・密閉空間などに最適
👉 プローブを使いたい場合はこちらのモデル。
家庭用で湿度も記録したいなら、LogEt 5 TH(内部センサー) が最適。
- 湿度も温度も同時に記録
- USBでPDF/CSV自動生成
- 32,000ポイントの長期ログ
- 家庭用でも扱いやすい
- プローブ不要でシンプル
3つの温湿度計の比較
| 項目 | SwitchBot 温湿度計 | タニタ TT-580 | Elitech LogEt5 TH |
|---|---|---|---|
| 測定 | 温度+湿度 | 温度+湿度 | 温度+湿度 |
| ログ | ◎ スマホで詳細ログ(最大68日) | △ 本体で7日分の簡易グラフ | ◎ 32,000ポイントの長期ログ(PDF/CSV) |
| データ出力 | アプリ | なし | USBでPDF/CSV自動生成 |
| 精度 | 高い(スイス製センサー) | 高い(家庭用として十分) | 業務用レベル(±0.3〜0.5℃) |
| スマホ連携 | あり | なし | なし |
| メーカー | 日本(製造:中国) | 日本 | 海外(Elitech) |
| 家庭用の使いやすさ | ◎ | ◎ | △(業務寄り) |
| 湿度管理のしやすさ | ◎ | ○ | ◎(精密ログ) |
| 結露対策との相性 | ◎(変化が細かく見える) | ○(ざっくり把握) | ◎(長期の傾向が見える) |
複数箇所を計測・記録できるモデル(最終ステップ)
結露やカビは 部屋ごとに原因が違う ため、複数箇所を同時に計測できるモデルは非常に便利です。
ここでは【記録できるおすすめモデル】で紹介した「SwitchBot 温湿度計」と「Elitech LogEt5 TH」に、さらに1機種を追加して、合計3モデルを比較したいと考えています。
ThermoPro TP-60S|(親機+子機で複数箇所を同時測定)
特徴
- 親機+子機2台で最大3箇所を同時に測定
→ リビング・寝室・押し入れなど、複数ポイントを一度に確認できる - 433MHzの長距離ワイヤレス通信(最大60m)
→ 壁越しでも安定して受信しやすい - 温度・湿度の最高/最低値を記録
→ ログは残らないが、1日の変化をざっくり把握できる - 大きく見やすい液晶画面
→ 親機に3箇所分の温湿度が同時表示される - 屋内・屋外どちらもOK
→ ベランダ、玄関、倉庫などにも設置可能 - 電池式で設置が自由
→ 親機・子機ともに単4電池で動作
3つの温湿度計の比較
| 項目 | SwitchBot 温湿度計 | ThermoPro TP-60S | Elitech LogEt5 TH |
|---|---|---|---|
| 測定 | 温度+湿度 | 温度+湿度 | 温度+湿度 |
| 複数箇所計測 | ◎(複数台をアプリで一括管理) | ◎(子機2台+親機で最大3箇所) | △(複数台で独立ログ) |
| ログ | ◎ スマホで詳細ログ | △ 最低/最高値のみ(詳細ログなし) | ◎ 32,000ポイントの長期ログ(PDF/CSV) |
| データ出力 | アプリ | なし | USBでPDF/CSV自動生成 |
| 精度 | 高い(スイス製センサー) | 高い(±1%RH/±0.5℃) | 業務用レベル(±0.3〜0.5℃) |
| スマホ連携 | あり | なし | なし |
| メーカー | 日本(製造:中国) | ThermoPro(海外メーカー) | Elitech(海外メーカー) |
| 家庭用の使いやすさ | ◎ | ◎ | △(業務寄り) |
| 湿度管理のしやすさ | ◎ | ○(リアルタイム+最高/最低) | ◎(精密ログ) |
| 結露対策との相性 | ◎ | ○ | ◎ |
筆者おすすめ(まとめ)
ここまで条件を丁寧に整理してきた結果、SwitchBot は家庭用温湿度計として『総合力が最も高い』選択肢と言える。
SwitchBot が最適になる理由
価格
→ 複数台運用でもコスパが圧倒的に良い
家庭用としての扱いやすさ
→ 家庭用の使いやすさは一番自然
1個〜複数台の運用
→ 家中の温湿度をまとめて見られるのはSwitchBotだけ
記録(ログ)
→ 家庭用で『ログを見る』なら最も快適
スマホで一括閲覧
→ スマホで全部の部屋を一覧できる
CSV出力
→ 家庭用でCSVを扱いやすい
電池の持ち
→ 電池寿命が最も安定
将来の拡張性(温湿度以外の連携)
→SwitchBotはここが圧倒的に強い。
- エアコン
- 加湿器
- 換気扇
- サーキュレーター
- カーテン
- スマートロック
- 照明
- CO₂センサー
- 開閉センサー
- 人感センサー
- 水漏れセンサー
など…
温湿度計を「中心」にして、家の環境を自動化できる。
→ 将来の拡張性はSwitchBotが唯一無二
これらを全部満たすのは SwitchBot だけ。
特に「複数箇所 × ログ × スマホ一括管理 × 拡張性」この4点を同時に満たせる家庭用モデルは、現状ほかに存在しない。
SwitchBotで温湿度を記録すると、天井裏の環境もくっきり見えてきます。実際にどんな変化が起きているのかは、天井裏の温湿度データをまとめた記事で詳しく紹介しています。
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湿度のバランスが整うだけで、冬の暮らしは驚くほどラクになります。
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