Excel

Excel初心者向け!カレンダーを作りながら学ぶ基本操作(タイムラインカレンダー)

今回は カレンダー を作成するので、セルを日付ごとに整理していきます。

ポイント

今回使用した関数:「DATE」「TEXT」「VLOOKUP」「IFERROR」
テクニック:条件付き書式、オートフィル(フィルハンドルの使い方)、ショートカット「ctrl+D」

今回は、「DATE」「TEXT」「VLOOKUP」「IFERROR」関数 を活用しながら、カレンダーを作る方法を紹介します。また、条件付き書式やオートフィル などの便利なテクニックも一緒に学びましょう!

Excelの「列」と「行」とは?

Excelを使いこなすために重要なのが 「列」と「行」 の概念です。この基本を理解すると、データの整理や表の作成がスムーズになります。

列(縦)
Excelでは、縦方向 に並ぶデータを「列(れつ)」と呼びます。A, B, C, D... というアルファベットで表示され、左から右へ並びます。

📌 ポイント

  • データの種類ごとに整理する(例:日付、曜日、予定など)
  • 「列の幅」を調整 して見やすくする。

行(横)
一方、横方向 に並ぶデータを「行(ぎょう)」と呼びます。1, 2, 3, 4... という数字で表示され、上から下へ並びます。

📌 ポイント

  • 個別のデータを入力する(例:各日の詳細情報)
  • 「行の高さ」を調整 して視認性を向上

Excelのセルとは、列(縦)と行(横)が交差するマス目を指します。例えば、A1一番左上にあるセルを表します。セルには数値や文字、数式を入力でき、データ管理や計算の基本単位となります。

この基本を押さえておくと、カレンダー作成の際に役立ちます!


カレンダーを作成する準備

まず、Excelの新しいワークシートを開き、カレンダーのタイトルなど を設定します。

セルへの入力「Tab」キー・「Enter」キーを使った移動方法は、表計算ソフトをスムーズに操作するための基本テクニックです。

A~I列の1、2行目に値を入力していきます。
セルに値を入力した後、「Tab」キーを押すと横に移動します。

  1. A1セルを選択し、「2025」を入力
  2. 「Tab」キーを押してB1セルへ移動 → 「年」を入力
  3. 「Tab」キーでC1セルへ → 「1」を入力
  4. 「Tab」キーでD1セルへ → 「月」を入力
  5. 「Enter」キーを押すと、A2セルに移動(最初のセルの1行下に移動)

2行目も「Tab」キーをつかって入力していきます。

Excelでカレンダー作成!便利な関数&テクニックを活用しよう

Excelの関数を使ってカレンダーを作成すると、スケジュール管理が簡単になります。

関数は「fx」をクリックし検索窓に使いたい関数を入力してください
検索窓の下に一覧が表示されますので、使いたい関数を選んでください。


DATE関数

A3セル


=DATE($A$1,$C$1,1)


指定した年・月・日 の日付データを作成できる関数です。

年にA1、月にC1、日に「1」を入力

DATE関数を使用する際、「年」部分をクリックして緑の枠が表示された状態だと、以下の方法で直接入力できます。

  • セルに直接数値を入力(例:「A1」と入力)
  • セルをクリックして参照(クリックしたセルの番地(セルの位置)が自動的に入力されます。これにより、手動でセル番号を入力する手間を省き、正確なセルの参照が可能になります。)
    この方法により、マウス操作のみで簡単に日付を設定できます。

このExcelの DATE関数 の式 =DATE($A$1,$C$1,1) の意味は、A1セルの「年」、C1セルの「月」、そして「1日」を組み合わせて日付を作成する というものです。

具体的な動作:
  • $A$1 → 「年」(例えば、2025)
  • $C$1 → 「月」(例えば、1)
  • 1 → 「日」(常に1日)

もし A1セルに「2025」C1セルに「1」 が入力されていれば、この関数は 「2025年1月1日」 という日付を作成します。

📌 ポイント

  • DATE 関数は 年・月・日を組み合わせて正しい日付を生成 する。
  • $A$1$C$1ドル記号($)絶対参照 で、数式をコピーしてもセルの位置が変わらないようにする。
    • 📌 相対参照の例(A2に入力した数式をA3へコピーすると…)
      =A2+1 → A3では =A3+1 になってしまう
      セルの位置がずれるため、日付計算などに不向き です。そこで、セルの位置を固定 できるようにするのが 絶対参照 です!
    • $A$2A2セルを固定
      =$A$2+1 → A3でも =A2+1 にります。

この関数を活用すると、カレンダーの 日付を自動更新 できるので、柔軟な管理が可能になります!📅✨

参考資料:相対参照・絶対参照

TEXT関数

B3セル


=TEXT(A3,"aaa")


この関数は、日付データから曜日を取得 する際に使います。例えば、B3セルに =TEXT(A3,"aaa") と入力すると、A3の「2025/1/1」に対する曜日(例:「水」)が表示されます。

ダブルクォーテーションで囲うのを忘れずに!!

1. TEXT関数とは?

📌 TEXT関数の役割 TEXT 関数は、数値データを指定した書式に変換 できる便利な関数です。特に、カレンダー作成では 日付を「曜日」に変換 する際に活用できます。

📖 基本の構文

=TEXT(値, "表示形式")

  • 値(A3) → 変換したいデータ(ここでは日付)
  • 表示形式("aaa") → 指定の書式(ここでは「省略形の曜日」)

2. 「=TEXT(A3,"aaa")」の意味

この関数を使うと、A3セルに入力された日付から曜日を取得 できます。

🖋
A3セルに「2025/1/1」が入力されている場合 B3セルに「=TEXT(A3,"aaa")」を入力すると「水」と表示される

📌 「aaa」と「aaaa」の違い

  • TEXT(A3, "aaa")曜日を省略形(「月」「火」「水」…)で表示
  • TEXT(A3, "aaaa")曜日を完全な形(「月曜日」「火曜日」…)で表示

祝日シートを用意

祝日用のシートを新しく作成します。

シート名の横の「+」をクリックします。

Excelでシート名を変更する方法

新しく作成したシートの名前を「祝日」に変更するには、以下の手順で行います。

  1. 方法①:ダブルクリックで変更
    • シートタブ「Sheet2」をダブルクリックします。
    • シート名が編集可能になるので、「祝日」と入力し、Enterキーを押して確定します。
  2. 方法②:右クリックから変更
  • シートタブ「Sheet2」を右クリックします。
  • メニューが表示されるので、「名前の変更」を選択します。
  • シート名を「祝日」に変更し、Enterキーを押して確定します。

このように、シート名は簡単に変更できます。Excelで管理するデータの内容に合わせて、分かりやすい名前を設定すると、作業がスムーズになりますね!

A列に日付、B列に曜日(今回は曜日は使いません)、C列に祝日

2025年の日本の祝日を調べるには、「2025年 祝日」で検索すると便利です。例えば、以下のサイトで祝日一覧を確認できます:

  • 祝日ネットでは、2025年の祝日一覧をExcelやCSV形式でダウンロードできます。
  • 内閣府の公式ページでは、祝日法に基づく祝日一覧やその趣旨について詳しく説明されています。

このように、検索を活用すると簡単に祝日情報を取得できます。

VLOOKUP関数

C3セル

=VLOOKUP(A3,祝日!A:C,3,FALSE)


仕組み

VLOOKUPをC3セルに設定すると、A3の値(日付)を基に祝日シートから祝日を検索し、該当する祝日名をC列(3列目)から取得

VLOOKUP関数の構文

=VLOOKUP(検索値, 範囲, 列番号, 検索方法)

  • 検索値:探したいデータ(ここでは A3
  • 範囲:検索するセルの範囲(ここでは 祝日!A:C → 祝日シートのA列からC列)
  • 列番号:範囲内の何列目のデータを取得するか(ここでは「3」 → C列)
  • 検索方法FALSE の場合、完全一致 を検索する(TRUE の場合、近似値)

2. =VLOOKUP(A3,祝日!A:C,3,FALSE) の意味

この関数は、次の処理を実行します。

  1. A3の値を検索祝日 シートの A列から探す)
  2. 一致する行を見つける
  3. C列(3列目)のデータを取得
  4. 完全一致の値のみ返す(一致しない場合エラー)

3. VLOOKUPをカレンダーに応用

📅 カレンダーの予定管理に活用

  • 検索値(A3) → カレンダーの日付
  • 範囲(祝日!A:C) → 祝日リスト
  • 取得する列(3列目) → 祝日の内容

この設定を行えば、カレンダーの日付(A列)にたいして、自動で対応する祝日を表示できます!

日付を増やす方法

A4セル

=A3+1

Excelでは、日付の計算 を簡単に行うことができます。

指定した日付から1日追加 することができます。

📅 基本の構文
=A3+1
この数式は A3セルに入力された日付に1日を加算 します。


🖋
A3 に「2025/1/1」 が入力されている場合
A4 に「=A3+1」 を入力すると…
A4には 「2025/1/2」 が表示されます!


📌 ポイント
Excelの日付シリアル値システムとは、日付を数値(シリアル値)として管理する仕組み のことです。これは、日付の計算や比較を簡単にするために設計されたシステムで、Excelでは 1900年1月1日を「1」 とし、そこから日数が加算されていく形で数値が割り当てられます。

Excelのショートカット「Ctrl+D」で日付入力を効率化!

Excelには、作業をスムーズにする便利なショートカットがたくさんあります。その中でも Ctrl+D は、上のセルのデータを瞬時にコピー できる強力なツールです。今回は、カレンダー作成を例に使い方を解説します!

1. ショートカット「Ctrl+D」の使い方

「Ctrl+D」は、選択したセルに上のセルの内容をコピー するショートカットです。特に、日付や数値を連続して入力するときに便利です。

📌 基本の動作

  • A4セルを選択し、「Ctrl+D」を押すと、A4の値がA5にコピーされる
  • 範囲を選択して「Ctrl+D」を押せば、複数セルにも一括適用 可能!

2. カレンダーを作成しながら「Ctrl+D」を活用!

手順
1️⃣ A4に「=A3+1」 を入力し、Enterキーを押す → A4には「2025/1/2」が表示される
2️⃣ A4を選択し、画面をスクロールし、A33を「shift」を押しながらクリック
3️⃣ A4からA33までを選択し(選択状態になっていると思います)、「Ctrl+D」を押す
4️⃣ すべてのセルに日付が自動入力される!

💡 ポイント

  • 「Ctrl+D」すぐ下のセルにデータをコピー する
  • 連続した範囲を選択して実行すると、複数セルへ一括適用可能!
  • フィルハンドル(■)をドラッグしても同様にコピーできるが、「Ctrl+D」の方が手早く処理できる

3. メリット

🎯 作業時間を短縮 → 1カ月分の日付を一瞬で入力できる
📅 曜日と組み合わせてカレンダーを完成TEXT(A3,"aaa") で曜日を表示

「Ctrl+D」を使いこなせば、スムーズに表を作成し、カレンダー入力も簡単に なります。

4. まとめ

Excelの 「Ctrl+D」 は、カレンダー作成や表作成時のデータコピーに最適なショートカットです。特に 日付入力を効率化 できるので、毎月のカレンダー作成や予定管理で活用しましょう!✨

ぜひ試してみてください!📊

この「Ctrl」+「D」を使用してA33セルまで一気にコピーします。

フィルハンドル:曜日、祝日も33行目までコピーしたいと思います。

B3、C3を選択します。

フィルハンドルをダブルクリックします。

B33、C33までコピーできました。

セルC列に「#N/A」の表示が!?

Excelの「#N/A」エラーは、検索関数(VLOOKUP、XLOOKUP、MATCHなど)を使用した際に、指定した検索値が見つからない場合に表示されるエラーです。

「#N/A」エラーの原因と対処法

主な原因

  1. 検索値が見つからない
    • 指定した範囲に検索値が存在しない場合に発生します。
    • 解決策:検索範囲を確認し、正しいデータが含まれているかチェックしましょう。
  2. 検索値のスペルミスや表記の違い
    • 全角・半角、大文字・小文字の違い、余分なスペースがあると一致しません。
    • 解決策:TRIM関数で余分なスペースを削除し、正しい表記に修正しましょう。
  3. データ型の不一致
    • 数値と文字列の違いが原因で検索できないことがあります。
    • 解決策:VALUE関数やTEXT関数を使ってデータ型を統一しましょう。
  4. 検索範囲の指定ミス
    • VLOOKUP関数の検索範囲が正しく設定されていない場合に発生します。
    • 解決策:検索範囲の列番号を確認し、適切な範囲を指定しましょう。

IFERROR関数:「#N/A」エラーを非表示にする方法

C3セルの値を書き換えます。

=IFERROR(VLOOKUP(A3,祝日!A:C,3,FALSE),"-")

Ctrl+Xキーで切り取る

Ctrl+Xキーを使うと、選択したセルの内容を切り取って別の場所に移動できます。

  1. セルを選択
    VLOOKUP関数を適用したセルを選択します。(C3セル)
    「=」イコール以降を選択「VLOOKUP(A3,祝日!A:C,3,FALSE)」「=」はいりません
    切り取った後に「=」は消してください
  2. Ctrl+Xキーを押す
    選択したセルの内容が切り取られます。
  3. 移動先のセルを選択
    切り取ったデータを貼り付けるセルをクリックします。
    C3セルを選択し、「IFERROR」関数を選択します。
    VLOOKUP(A3,祝日!A:C,3,FALSE)
  4. Ctrl+Vキーで貼り付け
    切り取ったデータを新しいセルに移動できます。
  5. エラーの場合の値には「"-"」を入力します。
    ダブルクォーテーションで囲うのを忘れずに!!

C3セルを選択し、フィルハンドルをダブルクリックします。

C33セルまでコピーできました。

ExcelのIFERROR関数は、エラーが発生した場合に指定した値を返す便利な関数です。

IFERROR関数とは?

IFERROR関数は、計算結果がエラーだった場合に、代わりの値を表示する関数です。例えば、VLOOKUP関数で検索値が見つからない場合に「該当なし」と表示することができます。

構文

=IFERROR(値, エラー時の表示値)
  • :計算や関数の結果
  • エラー時の表示値:エラーが発生した場合に表示する値(テキストや数値)

IFERROR関数の使い方

1. 基本的な使用例

=IFERROR(A1/B1, "計算不可")

→ A1の値をB1で割るが、B1が0の場合は「計算不可」と表示。

2. VLOOKUP関数との組み合わせ

=IFERROR(VLOOKUP(A3,祝日!A:C,3,FALSE),"-")

→ VLOOKUP関数で検索値が見つからない場合、「-」と表示。

3. 空白を表示する

=IFERROR(VLOOKUP(A3,祝日!A:C,3,FALSE),"")

エラー時に空白セルを表示し、見た目をスッキリさせる。

IFERROR関数の活用ポイント

  • エラーを見やすく整理:不要なエラー表示をなくし、データを見やすくする。
  • 計算結果の信頼性向上:エラー時の対応を明確にし、誤解を防ぐ。
  • 他の関数と組み合わせて活用:VLOOKUPやINDEX関数と組み合わせることで、検索結果のエラー処理が可能。

IFERROR関数を活用すれば、Excelのデータ管理がよりスムーズになります。エラー処理が必要な場面で活躍する関数です。



便利な時短テクニック

カレンダーをより便利に使うために、以下のテクニックを活用しましょう。

離れたセルを選択する方法

Excelの行・列を簡単に選択する方法

Excelでは、特定の列や行をすばやく選択することができます。以下の方法で操作できます。

列を選択する方法

  • 列の一番上にある「A, B, C...」などの文字(列ヘッダー)をクリックすると、その列全体が選択されます。
  • 例えば、「B」をクリックすると、B列全体が選択されます。

行を選択する方法

  • **行番号(1, 2, 3...)の部分をクリックすると、その行全体が選択されます。
  • 例えば、「2」をクリックすると、2行目全体が選択されます。

ポイント

  • 離れた複数の列・行を選択したい場合 → 「Ctrl」キーを押しながら、「C」「1」「2」行を追加で選択
  • 隣接した複数の列・行を選択したい場合 → 「Shift」キーを押しながら範囲を選択(例:B列を選択し、「Shift」キーを押しながら「E」を選択するとB~E列まで選択できます。)

この簡単な操作を覚えておくと、Excel作業がぐんとスムーズになりますね! 😊

  1. 最初のセルをクリック
    → 例:列Bを選択
  2. Ctrlキーを押しながら、他のセルをクリック
    → C列、1行、2行離れたセルを選択
  3. 選択したセルに書式を適用
    → フォント変更や配置設定などを行えます。

セルの配置を中央揃えにする方法

選択したセルの文字を中央揃えにするには、以下の手順を実行します。

「配置」グループの「中央揃え」ボタンをクリック → 文字がセルの中央に配置されます。

Excelの列幅を自動調整する方法

Excelでは、列の境界線にマウスを合わせてダブルクリックすることで、その列に入力された最も長いデータに合わせて幅を自動調整できます。

手順

  1. B列とC列の間にマウスを合わせる
    → マウスポインタが「|」の形に変わります。
  2. ダブルクリックする
    B列の幅が、入力されているデータの長さに合わせて自動調整されます。

応用テクニック

  • 複数列を一括調整
    → B列だけでなく、複数の列を選択して境界線をダブルクリックすると、選択したすべての列の幅が最適化されます。
  • 手動で調整する
    → 境界線をドラッグすると、任意の幅に変更できます。
  • 「列の幅の自動調整」機能を使う
    → 「B列」選択 → 「右クリック」 → 「列の幅」「AutoFit」を選択すると、ダブルクリックと同じ効果が得られます。

文字を太字にする方法

  1. 1行目を選択
    → 行番号「1」をクリックすると、1行目全体が選択されます。
  2. 「ホーム」タブを開く
    → Excelのリボンから「ホーム」タブをクリックします。
  3. 「B(太字)」ボタンをクリック
    → 「フォント」グループにある「B(太字)」アイコンをクリックすると、選択したセルの文字が太字になります。

ショートカットキー(Ctrl+B)を使う方法

  1. 1行目を選択(行番号「1」をクリック)
  2. Ctrlキーを押しながら「B」キーを押す
    → 選択したセルの文字が太字になります。
  3. もう一度Ctrl+Bを押すと解除
    → 太字を解除したい場合は、再度Ctrl+Bを押せば元に戻ります。

条件付き書式

日曜日を赤、土曜日を青にする
「ホーム」タブ → 「条件付き書式」 で、指定した曜日を強調表示できます。

A~I列を選択します。
「ホーム」タブ → 「条件付き書式」
「新しいルール」から「fx」を選択

それぞれ、スタイルと書式を設定していきます。

数式がtrueのセルを書式設定する

日曜日

=WEEKDAY($A1,1)=1

土曜日

=WEEKDAY($A1,1)=7

祝日

=$C1<>"-"

日曜日、土曜日、祝日をそれぞれ設定し終わりました。

1行,2行を選択して

「ホーム」タブ → 「条件付き書式」から「ルールのクリア」 → 「選択したセルからルールをクリア」 を選択

WEEKDAY関数の構文

=WEEKDAY(シリアル値, [種類])

  • シリアル値:曜日を取得したい日付(セル参照や直接入力)
  • 種類(省略可):曜日の数値をどのように返すかを指定(1~3、11~17のオプションあり)
    「種類」を省略した場合、デフォルトの設定(種類=1)が適用されます。つまり、日曜日を1、土曜日を7として曜日を数値で返します。

例えば、=WEEKDAY(A1,1) の場合、A1のセルにある日付の曜日を以下のように判定します:

  • 1 → 日曜日
  • 2 → 月曜日
  • 3 → 火曜日
  • 4 → 水曜日
  • 5 → 木曜日
  • 6 → 金曜日
  • 7 → 土曜日

=WEEKDAY($A1,1)=1 の意味

この数式は、セルA1の日付が日曜日かどうかを判定するものです。

  • WEEKDAY($A1,1) → A1の日付の曜日を取得(1=日曜日, 2=月曜日, …)
  • =1 → 取得した曜日が「1(日曜日)」ならTRUE、それ以外ならFALSE

つまり、WEEKDAY関数で取得した値が「1」、「7」の場合に指定した色を付けるということになります。

=$C1<>"-"の意味

セルC1の値が「-」でない場合にTRUEを返し、「-」の場合はFALSEを返す論理式です。

=$C1<>"-"

この数式は、セルC1の値を判定し、以下のような結果を返します:

  • C1の値が「-」以外TRUE 祝日と判断
  • C1の値が「-」FALSE

オートフィル(フィルハンドルの使い方)Excelフィルハンドルの使い方

基本的な操作

  1. 元となるデータを入力
    例:「4/1」や「月曜日」など、連続データの最初の値をセルに入力します。
  2. フィルハンドルを見つける
    入力したセルの右下にある小さな■(フィルハンドル)にカーソルを合わせます。カーソルが黒十字(+)に変わります。
  3. ドラッグして連続データを作成
    黒十字の状態で、データを入力したい方向(下や右など)へドラッグします。
  4. マウスを離して確定
    目的の範囲までドラッグしたら、マウスのボタンを離します。すると、連続データが自動入力されます。

応用テクニック

  • オートフィルオプションを活用
    ドラッグ後に表示される「オートフィルオプション」をクリックすると、コピーや連続データの種類を選択できます。
  • 数式のコピー
    フィルハンドルを使って数式をコピーすると、相対参照が適用され、各セルに適切な計算結果が入力されます。

フィルハンドルを使いこなせば、データ入力の手間を大幅に削減できます。📊

用語説明

相対参照・絶対参照

Excelの相対参照絶対参照は、数式をコピーしたときのセルの動きを決める重要な概念です。

相対参照とは?

相対参照は、数式をコピーすると参照するセルの位置が変わる仕組みです。

例:相対参照の動作

=A1+B1

この数式を下のセルにコピーすると、次のように変化します:

  • 元のセル(C1)=A1+B1
  • コピー先(C2)=A2+B2
  • コピー先(C3)=A3+B3

ポイント:数式をコピーすると、参照するセルが相対的に移動します。

相対参照の活用例

  • 表の計算(売上合計、平均値など)
  • オートフィルで数式を適用
  • データの一括処理

絶対参照とは?

絶対参照は、数式をコピーしても参照するセルが変わらない仕組みです。

例:絶対参照の動作

=A1*$B$1

この数式を下のセルにコピーすると、次のようになります:

  • 元のセル(C1)=A1*$B$1
  • コピー先(C2)=A2*$B$1
  • コピー先(C3)=A3*$B$1

ポイント$(ドルマーク)を付けることで、セルの位置を固定できます。

絶対参照の活用例

  • 定数を使った計算(税率、割引率など)
  • VLOOKUP関数の検索範囲を固定
  • 条件付き書式で特定のセルを参照

相対参照と絶対参照の違い

参照方法記述例動作
相対参照A1数式をコピーするとセルの位置が変わる
絶対参照$A$1数式をコピーしてもセルの位置が固定される
複合参照$A1 または A$1列または行のみ固定される

絶対参照のショートカットキー

絶対参照を簡単に設定するには、F4キーを使います:

  1. セル参照を入力
  2. カーソルをセル参照部分に合わせる
  3. F4キーを押す
  • 1回押す → $A$1(絶対参照)
  • 2回押す → A$1(行のみ固定)
  • 3回押す → $A1(列のみ固定)
  • 4回押す → A1(相対参照に戻る)

相対参照と絶対参照を理解すれば、Excelの数式をより効率的に使えます!

Excelのシリアル値とは?

Excelのシリアル値システムは、日付や時刻を数値として管理する仕組みです。

Excelでは、日付や時刻をシリアル値という数値で管理しています。

  • **1900年1月1日を「1」**として、1日ごとに「1」ずつ増加します。
  • 例えば、以下のようなシリアル値が対応します。
    • 1900年1月0日 → 0
    • 1900年1月1日 → 1
    • 1900年1月2日 → 2
    • 2000年1月1日 → 36526(1900年1月1日からの通算日数)
    • 2025年5月1日 → 45413(1900年1月1日からの通算日数)
  • この仕組みのおかげで、日付を使った計算がシンプルになります。例えば、ある日付から10日後を求める場合、単純に +10 すればOKです。
  • Excelの日付シリアル値の特徴
  • 1900年を起点とする Excelの標準設定では、1900年1月1日を「1」とし、そこから日数が増える形で値が割り振られています。

シリアル値の計算方法

1. 日付の計算

シリアル値を使うと、日付の計算が簡単にできます。
=A1+7 → A1の日付の7日後を求める。
=A1-30 → A1の日付の30日前を求める。

Excelのシリアル値システムを理解すれば、日付の計算がスムーズになります!

今回作成したカレンダーのA3セルの書式は「日付」になっていると思います。

このセルの表示形式を「標準」に変更すると、数値が表示されます。
この数値が「シリアル値」です。


このシリアル値をもとに表示形式を変更することで、日付の表示方法を自在に変えられます。

TRUEとFALSEの基本

ExcelのTRUEとFALSEは、論理式の結果を示す基本的な値で、条件判定やデータ分析に欠かせない要素です。詳しく解説します!📊

Excelでは、条件を判定する際にTRUE(真)FALSE(偽)が使われます。

  • TRUE → 条件が成立(正しい)
  • FALSE → 条件が不成立(正しくない)

例えば、以下の数式を考えてみましょう:

=A1>10

→ A1の値が10より大きければTRUE、そうでなければFALSEを返します。

応用(VLOOKUP)

予定シートを新たに作成し、A列日付B列予定

D列を選択し右クリックから「挿入1列(左)」(C列を選択し右クリックから「挿入1列(右)」)を選択

D3セルに

=IFERROR(VLOOKUP(A3,予定!A:B,2,FALSE),"")

予定が表示されるようになります。

Excelのカレンダーと予定シートの日付の表示の違いについて

Excelでは、カレンダーシートの日付と予定シートの日付の表示形式が異なる場合でも、シリアル値が同じであれば同じ日付として認識されます。これは、Excelが内部的に日付を数値(シリアル値)で管理しているためです。

カレンダーを開いて、一年前の日付を確認してみてください。その瞬間、『こんなことがあったんだ!』と懐かしさや新たな発見があるような記録を残しましょう。日々の積み重ねが、未来の大切な思い出へとつながります。時間を味方につけて、楽しく活用してください。

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