ウルトラファインバブル vs マイクロナノバブル
泡と水圧で選ぶ、次のシャワーヘッドの選び方
はじめに:シャワーは「泡」で変わる時代へ
「毛穴の奥まで届く泡」「肌にやさしいミスト」「節水しながらしっかり洗浄」、そんな理想のシャワー体験を叶えるのが、最新のバブル技術。今、注目されているのが「ウルトラファインバブル」と「マイクロナノバブル」。どちらも微細な泡を使った洗浄技術ですが、泡のサイズや水圧の体感が異なり、選び方次第で快適さも美容効果も大きく変わります。
ボリーナを約5年使ってみて感じる魅力
ボリーナを約5年使ってみて感じた魅力を、改めて振り返ってみます。
ボリーナはウルトラファインバブル技術を搭載したシャワーヘッドで、肌へのやさしさや節水性能に定評があります。
- 肌あたりがやわらかく、乾燥しにくい
- 節水効果で水道代・ガス代の節約に貢献
- シンプルで飽きのこないデザイン
ただし、長年使っていると内部の目詰まりや水流の変化が起こることも。
最近はパッキンの劣化や水漏れもちらほら…そろそろ買い替え時かもしれません。
ということで、気になっていたシャワーヘッドのことをいろいろ調べてみたので、選び方や比較ポイントを記事にしてみます。
ボリーナは、ウルトラファインバブル技術をいち早く取り入れた泡のパイオニアとも言える存在です。
万博から家庭へ:人間洗濯機が教えてくれた『シャワーの未来』
万博で話題沸騰!人間洗濯機とは?
2025年の大阪・関西万博で注目を集めたのが、株式会社サイエンスが開発した「ミライ人間洗濯機」。まるで宇宙船のようなカプセルに入るだけで、ウルトラファインバブルと音・光・香りによって、体も心も洗われる未来型入浴体験ができる装置です。
- 肌をこすらず洗える
- 心拍や自律神経を測定し、癒しを最適化
- 排水・乾燥まで全自動
この装置は、1970年の大阪万博で展示された「人間洗濯機」のコンセプトを現代技術で再構築したもの。まさに「入浴の未来」を体現したプロダクトでした。
その技術は家庭にも:サイエンスのシャワーヘッド
この人間洗濯機の中核技術であるウルトラファインバブルは、すでに家庭用シャワーヘッドにも活かされています。代表的なのが、サイエンス社の「ミラブルシリーズ」。
株式会社サイエンスのシャワーヘッドCMといえば、やはり「ミラブル」シリーズの油性ペンが落ちる演出で有名ですね。最新のCMでは、さらに年齢ごとの肌悩みに寄り添う「世代別シャワーヘッド」を提案。3人の女性がそれぞれの肌に合ったミラブルを使い、頬に描いた油性ペンをミスト水流で落とすという印象的な演出が特徴です。
→CM動画:YouTubeで視聴
ミラブルzeroの特徴
- ウルトラファインバブル水流:毛穴の奥まで届く微細泡で洗浄
- トルネード水流:水流を回転させて洗浄力アップ
- 塩素除去フィルター:肌への刺激を軽減
- 節水効果:最大50%以上の節水も可能
万博の人間洗濯機で体験した『こすらない洗浄』や『癒しの入浴』は、ミラブルzeroで日常的に味わえるのです。
とはいえ、価格を重視するなら、ミラブルzeroだけでなく他のファインバブル系シャワーヘッドも検討の余地あり。同じサイエンス社からは、よりリーズナブルな「ミラブルPlus」もラインアップされています。
CMで印象的だったReFa ファインバブルも、ファインバブル系シャワーヘッドの有力な選択肢として気になります。
実際のCMはこちら → ReFa公式CM動画(YouTube)
CMでは、家中の水がファインバブルに変わることで、暮らしが美しく快適になる様子が描かれています。
ボリーナに乗り換えたことで肌あたりは良くなったものの、水圧の物足りなさが気になるところ。次は、ファインバブル+水圧の両立を目指してシャワーヘッドを選びたい。
水圧が気になるので、「水圧 シャワーヘッド」で少し調べてみようと思います。
アラミック 3D Earth Shower HEADSPAは、強力な水圧とヘッドスパ感覚の水流が特徴の高機能シャワーヘッド。最大70%の節水を実現しながら、爽快な洗い心地と美容効果を両立します。水圧重視派におすすめの一台です。
これはかなり気になりますね。
『強力な水圧とヘッドスパ感覚の水流が特徴』で、これはかなり気になります。
RUNCTY HS11は、水圧の強さと6種の水流切替が魅力の高機能シャワーヘッド。マイクロナノバブルで毛穴洗浄しつつ、節水も◎。水圧重視派にもおすすめです。
気になったシャワーヘッドを以下に、水圧・美容・節水・機能性の観点から、5つの人気シャワーヘッドを比較表にまとめました。
ファインバブル系&水圧重視モデル比較表(2025年版)
| 製品名 | 水圧 | 美容効果 | 節水率 | 特徴 |
|---|---|---|---|---|
| ボリーナ ワイドプラス | やや弱め | ウルトラファインバブル | 約50% | 日本製。肌あたり◎。軽量 |
| ミラブルPlus | 標準〜やや弱め | ウルトラファインバブル+塩素除去 | 約50% | ミスト水流が特徴。肌にやさしい |
| ReFa ファインバブルS | ミスト弱め/ジェット強め | ウルトラファインバブル | 約67% | 4種の水流。高級感あり |
| アラミック 3D Earth HEADSPA | 強め | ヘッドスパ水流+コンフォート水流 | 最大70% | 水圧番長。頭皮洗浄に特化 |
| RUNCTY HS11 | 強め | マイクロナノバブル | 最大87% | 6種水流+手元止水+コスパ◎ |
シャワーヘッド選びでよく出てくる「ウルトラファインバブル」と「マイクロナノバブル」、名前が似ていてちょっと混乱しがちですよね。そこで、両者の違いを簡単に比較してみました。
ウルトラファインバブル vs マイクロナノバブル
| 項目 | ウルトラファインバブル | マイクロナノバブル |
|---|---|---|
| 泡のサイズ | 直径1μm未満(ナノサイズ) | 直径1〜100μm(マイクロ〜ナノ) |
| 浸透力 | 非常に高い(毛穴の奥まで届く) | 高いがやや浅め |
| 洗浄力 | 油分や皮脂を吸着して除去 | 毛穴汚れやニオイに強い |
| 保湿・美容効果 | 肌の奥まで水分を届ける | 血行促進・温浴効果が高い |
| 泡の持続性 | 水中に長くとどまる(浮上しにくい) | 水面に浮いて破裂しやすい |
| 導入コスト | やや高め(高精度装置が必要) | 比較的安価で導入しやすい |
ざっくりまとめると…
- ウルトラファインバブル:超微細で浸透力が高く、美容・洗浄・保湿に◎
ミスト状で肌あたりが非常にやさしく、美容目的に最適。水圧は柔らかめだが、泡の量が多く洗浄力は高い。 - マイクロナノバブル:やや大きめで温浴効果や血行促進に◎
やや強めの水圧で、しっかりとした洗い心地。泡のサイズが大きいため、毛穴の奥まで届きにくいが、爽快感がある。
泡の違いはまだ未知数ですが、水圧と価格のバランスを考えて、今回はSH-11が有力候補です。現在使っているボリーナもファインバブル系なので、泡の違いも含めて試してみたいと思います。
それはまさに『タイミングの出会い』です!SH-11を検討していたところで、後継機のRUNCTY SH-18の存在を知ったのは大きな転機です。
SH-18の注目ポイント(SH-11との違い)
- 水圧強化設計:SH-11よりもさらに増圧性能が向上。低水圧環境でもしっかり洗える
- マイクロナノバブルの泡量アップ:最大15億個以上の超微細泡で毛穴洗浄力が強化
- 節水性能:最大90%の節水効果
- 塩素除去フィルター搭載:肌や髪への刺激を軽減
SH-11 vs SH-18:どちらを選ぶ?
| 比較項目 | SH-11 | SH-18 |
|---|---|---|
| 水圧 | 強め | さらに強化 |
| 泡の量 | 約12億個 | 約15億個 |
| 水流モード | 6段階 | 6段階 |
| 節水率 | 約87% | 最大90% |
| 塩素除去 | なし | あり |
| 価格帯 | 約3,000〜6,000円 | 約4,000〜7,000円 |
水圧はさらに強く、泡の量も約25%増。それでいて価格はほぼ同じ…どころか、今(2025/10/25)時点ではSH-18の方がちょっと安い。これはもう、選ばない理由が見つからない。
ということで、今回はSH-18を購入しました。使用感も含めて、今後レビューしていきたいと思います。
気になる方は、ぜひチェックしてみてください!
使用レビュー:ボリーナ → SH-18 乗り換え体験
- ボリーナ:ウルトラファインバブルで肌あたりは柔らかく、洗顔や頭皮ケアに最適
- SH-18:泡量がさらに増加(約15億個以上)+水圧強化で、毛穴洗浄力と爽快感がアップ
SH-18には6つの水流モードがあり、それぞれ試してみました。
正直、泡の違いなんてわからないだろうと思っていたのですが、モードによって泡の質感が微妙に異なり、髪を洗った後の仕上がりや指通りにも違いが感じられます。水圧もモードごとに変化があり、以前使っていたボリーナよりも強く感じるモードもあれば、やさしく感じるモードもありました。
特にミストモードは水流が非常に細かく、肌あたりはやさしいものの、冬場などは湯温が下がりやすく感じることも。
そのため、季節や使用シーンに応じてモードを使い分けるのが良さそうです。家族それぞれの好みに合わせて切り替えられるのも、SH-18ならではの使いやすさだと感じました。
水圧に関しては、非節水タイプの方が全体的に強く感じられるものの、掃除の際に水で洗い流すと、SH-18でも十分な水圧を実感できました。
節水タイプながら、水流モードの切り替えによって実用性をしっかり確保している印象です。