WordPressでブログを運営している方なら、一度は思ったことがあるはず——
「メディアライブラリ、そろそろ整理しないと…」
私もそんな軽い気持ちから、画像を“安易に”削除してしまいました。
ところがその直後、記事から画像がごっそり消えてレイアウトは崩壊。アイキャッチも真っ白に…。
まさに、「アップロードしたからもう大丈夫」と思い込んだがゆえの大失敗です。
本記事では、その実体験から学んだ教訓をもとに、画像整理のコツや導入したプラグイン、サーバー容量との関係まで、リアルにご紹介します。
■ 事件発生:「この記事にはもう使わないし…」が命取り
ブログを2〜3本ほど公開したころ、メディアライブラリの画像がじわじわ増えてきていました。
「そろそろ整理しておいたほうがいいかな…」
「この記事にはもう使わないし、削除しても平気だよね?」
——そう、何の疑いもなく“削除”をクリックしたのです。
それがまさか、記事レイアウト崩壊の引き金になるなんて思いもしませんでした。
結果は…記事中の画像がごっそり消失😱
本文の合間はポッカリ空白、レイアウトは崩れ、アイキャッチも真っ白に。
「え、ちょっと待って…画像、どこ行ったの!?」
あわてて記事を開き直すも、表示されない画像たちに冷や汗ダラダラ。
心の中では「やってしまった…」という声がこだまし、完全にフリーズ状態でした。
■ なぜ画像を削除すると記事からも消えるのか?WordPressの構造を詳しく
WordPressの「メディアライブラリ」は、画像やPDFなどのメディアファイルを一括で管理する、いわば“保管庫”のような存在です。
記事に画像を挿入する際、実際にはそのファイルをメディアライブラリからリンクで呼び出しているだけで、画像の実体が記事内に“埋め込まれている”わけではありません。
調べてみると、アップロードされた画像はサーバーのwp-content/uploads/年/月/
フォルダに保存されており、記事はその画像のURLを参照して表示していることがわかりました。
つまり、このリンク元である画像ファイルを削除すれば、当然ながらその画像を使用していた記事からも表示されなくなってしまう=リンク切れになるというわけです。
私はてっきり「アップロード=記事に保存された」と思い込んでいましたが……
——現実はまったく逆。画像の削除=完全消滅。リンクもろとも失われるという落とし穴が待っていたのです。
💡 補足:画像ファイルの保存場所と構造
WordPressにアップロードした画像は、サーバー上のwp-content/uploads/年/月/
フォルダに格納されます。
メディアライブラリはこの保存先のファイルを一覧表示しているだけで、記事側ではその画像URLを読み込んで表示している仕組みです。
つまり、画像の“本体”はライブラリにあり、記事はあくまで“参照”しているにすぎないという構造なんですね。
■ 導入したのは「FileBird」
同じミスを繰り返さないように、WordPressのメディアライブラリを“フォルダで整理できる”プラグイン「FileBird」を導入しました。
使ってみた感想は:
- フォルダ分けできるだけで、管理がめちゃくちゃスッキリ!
- 削除せずに「未使用画像」フォルダに移すだけで、あとで見直せる
- ドラッグ&ドロップで直感的。初心者にも優しい
ただし、FileBirdはあくまで「整理ツール」。削除防止機能はないので、うっかり削除すればやっぱり消えます。
整理と削除は“別モノ”として扱うのが大事ですね。
■ 同じミスを防ぐためにやっていること
削除前には「本当に未使用か?」チェック!
あの一件以来、正直怖くて削除できてません…(笑)
未使用画像を検出できる「Media Cleaner」という便利なプラグインもあるのですが、
まだ自分では使えていません。誤判定が怖いので、いつかテスト環境で試そうかなと思ってます。
※使うときは必ずバックアップを!
バックアップは「二重構え」で安心!
- サイト全体の定期バックアップに「BackWPup」を使用
- さらに重要な画像は I/O DATAのUSBメモリ にも保管
オンラインとオフラインの両方にバックアップがあるだけで、精神的な安定感が違います。
スマホ&PCの両方で使える!I/O DATAのUSBメモリが便利すぎた話
画像やデータのバックアップ用に、I/O DATAの「USB-A&USB-C両対応USBメモリ」を使っています。
これが本当に便利で、パソコンでもスマホでもそのまま挿して使えるのが最大の魅力。
- USB-AとUSB-Cの両方の端子を搭載しているので、Windowsパソコン・Mac・Androidスマホ・iPhone(USB-C対応機種)など幅広く対応
- スマホの写真や動画を直接保存できるので、スマホの容量不足対策にも◎
- 保護キャップ付きで持ち運びも安心
- 私はブログ用の画像や動画のバックアップにも活用中です
特に最近のiPhone(15以降)やAndroid端末はUSB-C対応なので、スマホに直接挿してデータを移せるのが本当にラク。
「スマホの写真をPCに移したい」「ブログ素材を外出先で確認したい」なんてときにも重宝しています。
ただし、ひとつ注意点があって、ストラップホルダー(紐を通す穴)はついていません。
そのため、持ち出すときは紛失に十分注意が必要です。ポケットやバッグの奥に入り込むと、うっかり見失いがちなので、小さめのポーチに入れるなどの対策がおすすめです。
画像が増えると、サーバー容量も減っていく!
WordPressでは画像1枚アップするだけで、
サムネイル・中サイズ・大サイズなど、複数のファイルが自動生成されます。
つまり知らないうちにサーバー容量をじわじわ圧迫。
そこで私は「EWWW Image Optimizer」で画像を自動圧縮して、無理のない範囲で容量節約をしています。
削除より“分類”から始めよう!
FileBirdでフォルダ整理してから不要かどうかを判断する運用に変えました。
具体的にはこんなふうに分けています:
- 記事用(カテゴリー分け):記事内で実際に使用中の画像
- アイキャッチ素材:サムネイル用に使う画像
- 一時保管(削除検討中):不要かも?後日確認したい画像
削除するより、まずは“一時避難”。
フォルダ分けするだけでも、気持ちがグッとラクになりますよ。
リンク切れ対策に「Broken Link Checker」も導入
画像だけでなく、リンク切れもブログの信頼性を下げる要因になります。
そこで最近は、「Broken Link Checker」というプラグインも使い始めました。
このプラグインは、記事内のリンクを自動でチェックしてくれて、
- リンク先が削除されていないか
- URLのスペルミスがないか
- 外部リンクが404になっていないか
などを検出してくれます。
リンクエラーが見つかると、ダッシュボードやメールで通知してくれるので、気づかないまま放置…という事態を防げます。
ただし、リンクチェック中はサーバーに多少負荷がかかることもあるので、チェック頻度を「週1回」などに設定しておくと安心です。
■ まとめ:画像は“整理”で守る資産
今回の失敗で実感したのは、画像はただの飾りじゃなく、ブログの大切な資産だということ。
焦って削除せず、「分類・圧縮・バックアップ」の習慣をつけることで、
安心して記事づくりができるようになりました。
この体験談が、同じように悩んでいるブロガーさんのお役に立てばうれしいです!